塾講師の面接では、講師つまり先生らしく明るく頼れる存在であることをアピールすると効果的です。面接時のポイントを塾講師4年の経験を持つ筆者の実体験も交えながら詳しく解説していきます。
記事の内容はこちらです。
服装・頭髪・持ち物は先生らしく
- 服装はスーツ推奨
- 頭髪はまじめに
- 持ち物を確認しよう
面接時は明るく頼れることをアピール
- 前もって到着しておく
- 入室マナー
- 面接中の態度は明るく!
質問には正直に答えよう
- 自己紹介をお願いします
- なぜこの塾を選びましたか
- あなたの長所と短所を教えてください
- 大学では何を学んでいますか
- どの教科を教えられますか
- 友達に勉強を教えているとき、相手が理解できていなかったらどうしますか
- 何曜日に働けますか、いつから働けますか
- 学力テストは全力で受ける!
明るく働いているイメージを面接で見せて採用に近づこう
塾講師の面接を受ける方の参考になれば嬉しいです。
服装・頭髪・持ち物は先生らしく
原則として、「塾の生徒さんや保護者の方から見て先生らしい、頼れそう」という基準で服装や頭髪を整えて面接に臨みましょう。
服装はスーツ推奨
面接時の服装は塾によってはスーツと指定されることが多いです。そのほか、実際に講師として働く際の服装で面接に来るようにという指定がある場合や、特に指定がない場合もあります。筆者が働いていた塾では講師の服装は必ずスーツだったため、スーツで面接に来るよう指定されました。
スーツはベーシックカラーの派手すぎないものを選びましょう。ベーシックカラーには、黒・ネイビー・グレー・ベージュが含まれます。ストライプなど柄が入っている場合はコントラストが強くないものにしてみてください。この柄はどうだろう?と悩んだ場合には無地を選んでおくと安心です。学生さんの場合は入学式に使用したスーツをそのまま使えます。
シャツやブラウスは無地の白いものをおすすめします。色や柄があるものを着る場合は、薄いブルー、やわらかなストライプなどの清潔感を与えてくれるものを選びます。ネクタイも同様に派手すぎない明るい印象にしてくれるものがおすすめです。
カバンや靴はスーツに合わせたものにします。黒またはスーツと同系色のベーシックカラーで、表面が皮素材のように見えるものだときちんと感を出せるでしょう。
特に服装の指定がない場合にも、スーツを着用しておくと安心です。ただ、講師が私服で出勤する塾の場合は私服と指定されることもあります。その際は清潔感があり、先生として信頼できそうな私服を選ぶとよいでしょう。できるだけ露出を抑えて、シャツやブラウス、スラックスなどのきちんと見えるアイテムを入れておくと好印象を与えやすいです。
頭髪はまじめに
髪色は男性の場合は黒、女性の場合は自然な栗色までにしておくと信頼感が上がります。地毛が明るめの場合は黒く染める必要はありませんが、派手なパーマや男性の長髪など先生として信頼できるかどうか不安になる髪型は避けます。目がしっかり見えるように髪を整えて出かけてください。
そのほか、爪を切っておく、ひげは剃っておくなど清潔感を与えて好印象を残しましょう。
持ち物を確認しよう
持ち物が指定されている場合、メモを見ながらしっかり確認してください。指定されていない場合でも、履歴書や筆記用具、身分証明書(学生証、運転免許証)などを持っていきます。持ち物に不安がある場合には塾に再度確認することもできます。
また、自家用車で行く場合には駐車場の確認もしておいてください。
面接時は明るく頼れることをアピール
面接の際は緊張するかもしれませんが、明るく対応し頼れることをアピールしてみましょう。
前もって到着しておく
面接開始時間の5分前には到着しておくのがおすすめです。ただし、30分前など早すぎる時間だと迷惑になる可能性があるため、5~10分前を目安にしてください。
入室マナー
ドアをノックしてから入室します。日本では3回が一般的なマナーですが、4回も可です。席を勧められてから「失礼します」と断って着席しましょう。
面接中の態度は明るく!
面接時には緊張してしまうものですが、できる限り明るい態度で臨むようにしてみてください。採用後に講師として明るく頼れる存在になれることをアピールするつもりで受け答えすることをおすすめします。
質問には正直に答えよう
質問にはポジティブな言葉で、ただし正直に答えます。
自己紹介をお願いします
自分の名前や学校などをまとめて答える質問です。答えられそうなら、大学で学んでいる分野や性格なども伝えます。
なぜこの塾を選びましたか
「近かったから」など正直な理由を答えても問題ありません。ただし、それ以外の理由も付け加えるといいでしょう。おすすめは「コミュニケーションスキルを高めたいから」「自分も塾に通っていたので、自分のような中学生(または高校生)を助けられると思ったから」「学校(または本業)が終わった後に働けるから」という理由です。当てはまりそうなものを使ってみてください。
あなたの長所と短所を教えてください
短所から答えて長所で終わるとポジティブになります。たとえば、「短所は頑固なところです。周りの人からそういわれることが多いです。長所は一度決めたことを守り通せるところです。高校時代には〇〇の目標を達成しました。」と言えます。
短所が”心配性”であれば長所は”いろいろな情報を集めて慎重に決定できる”となるでしょう。短所が”飽きっぽい”なら長所は”常に新しいことにチャレンジしたい、好奇心旺盛”とできます。いい面と悪い面をうまく伝えて、最後はポジティブに終わることがポイントです。
大学では何を学んでいますか
専攻している学科などについて簡単に伝えます。なぜその分野を選んだのかまで付け加えられると理想的です。
どの教科を教えられますか
得意科目を伝え、少しわかる科目は「中1と中2だけなら」などの言い方をするとわかりやすいです。筆者は、”得意なのは数学と英語、理科も可能で、社会は公民のみ”と伝えていました。
友達に勉強を教えているとき、相手が理解できていなかったらどうしますか
こちらは筆者が実際に面接で聞かれた質問です。「もし理解できていなかった場合、違う説明の仕方をもう1度します」と答えると講師として印象が良いでしょう。
このほかにも、塾講師として生徒さんとどのようにコミュニケーションを取るか、といった質問をされる可能性があります。
何曜日に働けますか、いつから働けますか
具体的に聞かれるため、前もって予定を確認しておくことをおすすめします。
学力テストは全力で受ける!
筆者の働いていた学習塾では中学生の実力テストを面接の最後に実施していました。コンパスで図形を描く問題ができなかったことを覚えています。
中学生の範囲は忘れている部分もあるかもしれませんが、全力で臨んでください。
明るく働いているイメージを面接で見せて採用に近づこう
面接では働いているときのイメージを伝えるつもりで受け答えすると採用に近づけます。明るく頼れる塾講師になれる、という気持ちで面接に出かけてください!