今回は塾講師の働き方について解説します。取り上げる働き方はこちらです。
- 塾講師メインの場合
- 本業をお持ちの方の副業として
- 学生さんのアルバイトとして
それぞれの場合について詳しく解説し、最後に掛け持ちの場合の注意点もお伝えしますので、参考になればうれしいです。
1.塾講師メインの場合
塾講師としてメインで働く場合、正社員として働くかパートとして働くかを選ぶことになります。いずれにせよ、午後から夜までの時間帯が稼働時間です。筆者はこの働き方をしており、生徒さんたちの学校が終わってから塾での授業が始まるため、午後3時ごろから夜11時ごろまで本格的に稼働していました。
授業が始まる前にその日受け持つ生徒さんと授業の範囲を確認し、必要な資料などがあれば揃えておきます。授業と授業の間には短い休み時間がありますが、この時間も生徒さんと話したり授業の準備をしたりとあまり休む余裕はありません。授業終了後、授業内容や生徒さんの理解度などを記録しておきます。
働く学習塾にもよりますが、筆者の場合はパートとして働いていたため授業がメインとなることが多く、時おり事務作業や清掃を任されることもありました。また、土日や長期休みの期間は自習監督や模試監督をすることもあります。一方で正社員の場合、授業だけではなく生徒さんや保護者の方との面談、授業の予定と講師のマッチング、入塾希望者との面談など業務内容は多岐にわたります。授業が終わってもなかなか事務作業が終わらず、12時を過ぎても残ってお仕事をされている姿をよく目にしていました。
塾講師をメインにして働く場合、どうしても夜型の生活になってしまいます。そのため、この働き方は夜に活動するのが苦にならない方や、同居している人と生活リズムがずれてもOKな方におすすめです。
2.本業をお持ちの方の副業として
平日の日中は本業をお持ちの方に、塾講師はぴったりの副業です。なぜなら、平日の日中は生徒さんたちも学校に行っているためそれ以外の時間が授業時間になるからです。日中の仕事を終えてから授業に入ったり、土日や祝日に授業に入ったりできる方は塾にとってありがたい存在です。学習塾では基本的に曜日と時間帯で授業の予定が決まっているため、同じ曜日や時間帯にコンスタントに授業に入れるなら特に働きやすいでしょう。
3.学生さんのアルバイトとして
普段は大学に通っている学生さんのアルバイトとしても、塾講師はおすすめです。1つ前の項目でお伝えした通り、夕方以降や土日祝日は塾講師の需要が高まるからです。学生さんの強みとしては、生徒さんと年齢が近いため距離を近づけやすいことや、自分の学校の予定に合わせて働く曜日と時間帯を決められることがあります。
筆者が働いていた塾でも同僚たちは大学生が一番多かったです。ぜひ一度経験してみるのはいかがでしょうか。
最後に:掛け持ちする場合の注意点
どんな働き方をするにしても、塾講師のお仕事の注意点をお伝えします。
- 繁忙期と閑散期の差が激しい
学習塾の繁忙期は夏休み(7月後半から8月後半)と受験前(12月後半から3月はじめ)です。この時期には夏期講習や冬期講習を開催する塾も多く、そうでなくても授業が増えるため非常に忙しくなります。たくさん働きたいときにはありがたいのですが、体力的には大変でした。今考えるとかなりグレーですが、筆者は午後2時ごろから11時過ぎまで続けて授業をしたこともあります。本業の繁忙期と重なったり、学生さんであればテスト期間と重なったりすると違う大変さもあると思います。
その一方で、閑散期(3月の高校受験終了から5月くらい)には授業自体がとても少なく、あまり仕事をもらえないことになります。筆者はその時期に休みを取って自由に過ごすことができるため、繁忙期と閑散期がはっきりしていることは気に入っていました。ただ、4月に車検が待っているという同僚は、その後すっからかんになるとその時期にはいつも嘆いていました。
- 同業種との掛け持ちはNG
アルバイトや副業の掛け持ちをする場合、同業他社との掛け持ちはNGになる場合が多いです。なぜなら、ノウハウが流出したり本人に自覚がなくてもスパイのようになってしまったりする危険性があるからです。掛け持ちについて不明点がある場合は、一度社員さんに尋ねてみるといいでしょう。
まとめ
この記事では塾講師のいろいろな働き方と業務内容を取り上げました。いかがだったでしょうか。引き続き塾講師の働き方についての記事を投稿いたしますので、参考になればうれしいです。